風景印の収集箱

郵便の絵入り消印「風景印」の図案と由来を紹介します



本の街らしい、ずらり並んだ本と書店。ニコライ堂の姿も。【小川町】風景印

小川町郵便局 (おがわまちゆうびんきょく)は東京都千代田区。風景印は、本、書店、郵便局からほど近いニコライ堂の図案。小川町からおとなり神保町のあたりは書店・古書店が集まるエリア。本の表紙には「文化」「科学」「○○全集」の文字が見え、細かいながら…

たもとから見上げる東京スカイツリー【押上駅前】風景印

押上駅前郵便局 (おしあげえきまえゆうびんきょく)は東京都墨田区。風景印は、いわずもがなの東京スカイツリー。下を流れているのはスカイツリーのすぐ脇にある北十間川だそうです。スカイツリーの切手を選んだけれども、こちらに描かれているのは隅田川。 …

中田島砂丘で産卵するアカウミガメたち【浜松遠州浜】風景印

浜松遠州浜(はままつえんしゅうはま)郵便局は、静岡県浜松市。風景印は、中田島海岸、松の木、アカウミガメ。砂丘が広がる中田島海岸は天然記念物であるアカウミガメの産卵地。アカウミガメは南方から黒潮にのって移動してきて、5~8月にかけて産卵するの…

チロルの森の、リスとカモシカと可愛いおうち【北小野】風景印

北小野(きたおの)郵便局は、長野県塩尻市。2018年7月発行の動物シリーズ切手から、リスの切手にはリスの風景印!ということで郵頼しました。風景印は塩尻市内にある「チロルの森」。オーストリアのチロル地方をモチーフにしたテーマパークで、小動物とのふ…

すっと伸びる東名高速と、富士山・日本平【静岡堀ノ内】風景印

静岡堀ノ内 (しずおかほりのうち)郵便局は、静岡県静岡市。風景印は、東名高速道路、富士山、日本平。右側のこんもりした部分というか、黒い点々が日本平ですね。左手の建物は静岡堀ノ内郵便局のようです。実際は東名高速に面しておらず、間に何本が別の道…

伊豆のミニ連峰、沼津アルプスのすがた【沼津大平】風景印

沼津大平(ぬまづおおひら)郵便局は、静岡県沼津市。風景印は、沼津アルプスの山並み、富士山、狩野川。図案中に説明書きがあって、こんなにわかりやすい風景印はめずらしい笑。沼津アルプスは伊豆半島の付け根にある小さな連峰で、一番高い場所でも標高300…

江戸時代にタイに渡った山田長政ゆかりの地【中藁科】風景印

中藁科(なかわらしな)郵便局は、静岡県静岡市葵区。風景印は、「市民・高山の森」にある池と水芭蕉、新東名高速道路、富士山、山田長政の供養塔。山田長政は江戸時代前期の人で、ここ静岡市中藁科が生誕地だといわれています(別の場所だという説もあり)…

寺町の風景と、咲き誇る桜の花【金沢南】風景印

金沢南(かなざわみなみ)郵便局は、石川県金沢市。風景印は、寺町の風景、天然記念物の大桜、奥に見えるのが犀川。寺町はその名の通りお寺が立ち並ぶ町で、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定された場所。その一角にある松月寺の桜は、国の天然記念…

台に乗って、越すに越されぬ大井川を渡る【島田みなみ】風景印

島田みなみ(しまだみなみ)郵便局は、静岡県島田市。風景印は、大井川、蓬莱橋、富士山、川を渡る蓮台越。江戸時代、橋を架けたり渡し船を使うことが禁じられていていた〈越すに越されぬ大井川〉を渡るためには、川越人足に肩車をしてもらうか、はしごを横…

大井川沿いを走るマラソンランナー【島田向谷】風景印

島田向谷(しまだむくや)郵便局は、静岡県島田市。風景印は、大井川と蓬莱橋、後ろに南アルプス、川沿いを走るランナー、島田市の花バラ。島田には「リバティ」と言う名称のマラソン専用コースがあり、ここを舞台に大井川マラソンというフルマラソン大会が…

帯を掛けた奴が練り歩く島田大祭【島田本通】風景印

島田本通(しまだほんとおり)郵便局は、静岡県島田市。風景印は、富士山、島田大祭の大奴、大井川に架かる世界最長の木造橋「蓬莱橋」。島田大祭は三年に一回行われる祭りで、その歴史はこれまでに100回以上という非常に伝統あるもの。大奴が華やかな帯を太…

広重の浮世絵とコラボした、絶景の富士山【沼津西】風景印

沼津西(ぬまづにし)郵便局は、静岡県沼津市。風景印は、茶畑と茶娘、富士山、白隠禅師の墓。白隠禅師は江戸時代中期の禅僧で現在の沼津市生まれ。修行を積んで悟りを開いたほか、絵や書にも才能を発揮しました。後ろの富士山は歌川広重の浮世絵シリーズ東…

茶摘み・アユ釣りののどかな光景と、巨大とっくり【和田島】風景印

和田島(和田島)郵便局は、静岡県清水区。風景印は、興津川のアユ釣り、茶畑と茶摘み、とっくりの形をした浄水タンク。このタンクは実在するもので、高さおよそ45メートル。周囲の景観のなかで異彩を放つ、シュールな存在です(笑)。

壺型の中に、茶娘とSLとインターチェンジ【五和】風景印

五和(ごか)郵便局は、静岡県島田市。風景印は、茶摘み、大井川鐵道のSL、新東名高速道路の島田金谷インターチェンジ。輪郭は壺型の変形印で、この地区で焼かれる志都呂焼(しろとやき)という陶器を表しています。 ▼茶畑とSLの組み合わせは、同じ大井…

富士山御殿場ルートと、上から見たインターチェンジ【御殿場東田中】風景印

御殿場東田中(ごてんばひがしたなか)郵便局は、静岡県御殿場市。風景印は、富士山仏舎利塔平和公園に建つ仏舎利塔、桜、東名高速道路の御殿場インターチェンジ、富士山の登山道。富士山に登るルートは全部で4つあり、御殿場ルートはそのひとつ。出発地点の…

伝統行事、鹿の頭をかぶって踊る「鹿ん舞」【中川根】風景印

中川根(なかかわね)郵便局は、静岡県川根本町。風景印は、茶摘みをする茶娘と、重要無形民俗文化財でもある「鹿ん舞(しかんまい)」。鹿ん舞は、頭に鹿のかぶりものを付け、両手に棒を持ち、お囃子にあわせて舞うもの。毎夏この地区の神社で、盆踊り・狂…

世界最長の木造橋と、静岡の大茶園を作った男【初倉】風景印

初倉(はつくら)郵便局は、静岡県島田市。風景印は、茶畑と茶娘、富士山、大井川と蓬莱橋、中条景昭(ちゅうじょうかげあき)の像。中条景昭は徳川幕府の幕臣で、15代将軍慶喜の護衛役として静岡に移住。放置されていた牧之原の開拓をまかされ、苦労しなが…

16世紀から営業中。旅人が休んだ東海道のとろろ店【静岡丸子】風景印

静岡丸子(しずおかまりこ)郵便局は、静岡市駿河区。風景印は、東海道の宿場町である鞠子宿です。現在の地名表記は「丸子」ですが、かつては「鞠子」だったのですね。ちなみ読み方はどちらも「まりこ」が正解です。描かれている茅葺屋根の建物は江戸時代か…

大井川鐵道ミニ列車と、井川ダムとライチョウ【井川】

井川郵便局は、静岡市葵区。風景印は、大井川鐵道あぷとラインの列車、ライチョウ、井川ダム。葵区は南北になが~い土地でして、南は県庁や区役所がある中心地、北はなんと南アルプス連峰。井川は葵区のなかでも北の方、それこそ山あり谷ありダムありライチ…

最高の富士山スポット、絶景広がるさった峠【興津】風景印

興津(おきつ)郵便局は、静岡市清水区。風景印は、さった峠から見る富士山。さった峠は富士山が超キレイに見える絶景ポイント。東海道三大難所のひとつですが、現代では車道が通っていて駐車場から少し歩けばこの景色が見えます(展望台があります)。見え…

夏の便りにおすすめ、富士山と打ち上げ花火【静岡手越】風景印

静岡手越(しずおかてごし)郵便局は、静岡市駿河区。風景印は、安倍川花火大会、安倍川に架かる安倍川橋、富士山。例年7月末に開かれる安倍川花火大会は、静岡市の夏の一台風物詩。地元では「あべはな」と略されてます。安倍川橋は図案のとおりのアーチ橋で…

河川敷から打ち上げ花火を見る子どもたち【中野町】風景印

中野町(なかのまち)郵便局は、静岡県浜松市東区。風景印は、花火大会、天竜川、天竜川橋。中野町では毎年、「中野町煙火大会」として花火大会が行われています。

江戸時代のさらに昔から続く田沼街道【高洲】風景印

高洲(たかす)郵便局は、静岡県藤枝市。風景印は、鷹、フジの花、田沼街道。鷹の下に伸びている線が田沼街道で、東海道の藤枝宿と相良城を結ぶ道です。相良城はその昔、徳川家康が鷹狩りを楽しんだ場所であり、のちに老中・田沼意次が普請を重ねた場所。田…

東海道を見守るような松並木【広幡】風景印

広幡(ひろはた)郵便局は、静岡県藤枝市。風景印は、旧東海道と松並木、富士山。広幡郵便局がある場所は、かつての東海道の宿場町でいうと岡部宿と藤枝宿の間。このあたりでは、当時の面影を感じさせるような松の並木が見られます。

連なる滝の流れと、みかんとフジの花【葉梨】風景印

葉梨(はなし)郵便局は、静岡県藤枝市。風景印は、葉梨川の上流にある大沢峡、みかん(梨じゃない)、市の花フジ。大沢峡には、滝が何段にも連なって落ちる場所があります。景色を楽しむなら紅葉の時期がベスト。

城ヶ崎海岸の絶景名所、吊り橋と灯台【伊豆高原】風景印

伊豆高原(伊豆高原)郵便局は、静岡県伊東市。風景印は、城ヶ崎海岸にある門脇灯台、吊り橋、右上にはヤマモモの実。伊豆高原でよく見られるヤマモモは地元では「やまも」「やんも」と呼ばれていて、伊豆高原駅にあるショッピングモールは「やんもプラザ」…

伊豆の名瀑・萬城の滝と、特産のワサビ【中伊豆】風景印

中伊豆(なかいず)郵便局は、静岡県伊豆市。風景印は、天城連山、萬城(ばんじょう)の滝、特産のワサビ。萬城の滝は高さ約20メートル。水量が多く、伊豆随一の名瀑です。水がきれいなエリアなので、周辺にはワサビ田がいっぱい。収穫体験ができたり、道の…

夜になると女性の泣き声が聞こえる「夜泣き石」の伝説【日坂】風景印

日坂(にっさか)郵便局は、静岡県掛川市。風景印に描かれているのは、屋根に守られて鎮座する「小夜(さよ)の中山夜泣き石」。掛川市の中山峠に実際にこのような光景が見られます。夜泣き石というのは当地に伝わる伝説。その昔、妊婦が斬られて殺され、霊…

樹齢450年の「太郎杉」と、名産アユ・しいたけ・ワサビ【青羽根】風景印

青羽根(あおばね)郵便局は、静岡県伊豆市。風景印は、天城連山と太郎杉、狩野川にアユ、しいたけ、ワサビ(人参じゃないですよ)。天城にある滑沢(なめさわ)渓谷は樹林に囲まれて清涼感のある場所。ここを入っていくと伊豆最大といわれる杉「太郎杉」が…

東海道藤枝宿を飛脚が走る【藤枝前島】風景印

藤枝前島(ふじえだまえじま)郵便局は、静岡県藤枝市。風景印は、東海道宿場のひとつ「藤枝宿」、飛脚、富士山、市の花であるフジ。藤枝宿は東海道五十三次の22番目。田中藩の城下町かつ各種街道の通る交通のかなめであり大いに栄えていたそうです。江戸時…