風景印の収集箱

郵便の絵入り消印「風景印」の図案と由来を紹介します



800年続く奇祭、赤飯を池に沈める「おひつ納め」【佐倉】風景印


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佐倉(さくら)郵便局は、静岡県御前崎市。風景印は、桜ヶ池で行われる神事「おひつ納め」と桜の花、浜岡大砂丘。おひつ納めは毎年秋分の日に行われ、ふんどし姿の男性が池に入り、赤飯が入ったおひつを池の中央に沈めるというもの。池の底には数十億年後に目覚めるべく長寿の竜神に姿を変えた高僧が眠っており、その食事として赤飯をお供えしているのです。おひつは木製なのに水中に沈み、数日後に空っぽになって浮き上がってくるという不思議。このエピソードは静岡県西部地方に伝わる「遠州七不思議」のひとつでもあります。さらに興味深いエピソードとして、この桜ヶ池は長野県の諏訪湖とつながっており、桜ヶ池に沈めたおひつが諏訪湖に浮かび上がった…という伝説もあります。この神事、800年続いているというからすごい!

遠州七不思議の別の話、「小夜の中山夜泣き石」の風景印もあります。

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