風景印の収集箱

郵便の絵入り消印「風景印」の図案と由来を紹介します



台に乗って、越すに越されぬ大井川を渡る【島田みなみ】風景印


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島田みなみ(しまだみなみ)郵便局は、静岡県島田市。風景印は、大井川、蓬莱橋、富士山、川を渡る蓮台越。江戸時代、橋を架けたり渡し船を使うことが禁じられていていた〈越すに越されぬ大井川〉を渡るためには、川越人足に肩車をしてもらうか、はしごを横にしたような「蓮台」で運んでもらう必要がありました。この図案の蓮台には頭に傘をかぶった2名が座り、4名の担ぎ手が川に入っているのがわかります。蓬莱橋は明治期に造られたので、この図案は時代をミックスしたものということになりますね。